「テストの点は悪くないけど、なんか好きになれない」
「公式ばっかりで意味がわからない」
そんなふうに感じたことはありませんか?
実は、数学が苦手に思える理由の多くは、“わからない”からではなく、“つながりが見えていない”からなんです。
ここでは、少しずつ数学を“好き”に変えていく5つの方法を紹介します。
1. 「できた!」の瞬間を小さく積み重ねる
数学が得意な人ほど、最初から難しい問題を解いているわけではありません。
むしろ、簡単な問題で「わかった!」を積み重ねているんです。
1問できたら、「自分、できたじゃん!」と心の中で小さく喜ぶ。
その小さな成功が、次のやる気を生み出します。
2. “公式”を覚えるより、“なぜそうなるか”を考える
たとえば「三平方の定理」。
a²+b²=c²と暗記するより、「なぜ直角三角形でこうなるのか?」を考えてみてください。
図を描いてみると、面積のつながりで自然に成り立つことがわかります。
理解すると、暗記がいらなくなる。
これが数学の気持ちよさです。
3. 数学を“日常の中”で探してみる
実は、数学はあちこちに隠れています。
- スマホの角の丸み(円弧)
- 音楽のリズム(分数と周期)
- 料理の分量(比や割合)
「これも数学かも?」と思った瞬間、
公式が“現実とつながる”感覚が生まれます。
それが数学を好きになるきっかけになります。
4. 「わからない」ときは“別の角度”で考える
1つのやり方で解けないときは、違う角度から見るのがコツ。
たとえば図形問題でつまずいたら、
・図を動かしてみる
・色をつけてみる
・小さい数字で試す
など、視点を変えることで急にひらめくことがあります。
数学は「頭の柔らかさ」を育てる教科なんです。
5. “誰かに教えるつもり”で説明してみる
人に説明できるようになると、理解が一気に深まります。
ノートに「自分先生ノート」を作って、
“昨日の自分”に教えるつもりでまとめてみましょう。
「なんでこの式になるの?」を説明できたら、
それはもう立派な数学好きの第一歩です。
まとめ|数学は“わかる”より“使える”が面白い
数学は、テストのためにあるんじゃなくて、
考える力を育てるためのトレーニングです。
・筋トレみたいに少しずつ伸びる
・パズルみたいにひらめく瞬間がある
・現実世界とつながっている
この3つを感じられるようになると、
いつのまにか「数学、ちょっと楽しいかも」と思えるようになります。

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